たくま針灸院

鍼灸は痛い?初めて鍼を受ける方へ

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鍼灸は痛い?初めて鍼を受ける方へ

鍼灸は痛い?初めて鍼を受ける方へ

2026/10/22

「鍼って痛いんですか?」

初めて鍼灸を受ける患者さんから、最もよく聞かれる質問の一つです。

私はいつも、

「全く痛くないと言ったら嘘になりますが、思っているほどは痛くないと思います」

とお答えしています。

少し曖昧な答えになってしまうのには、理由があります。

痛みというのは、とても主観的な感覚だからです。同じ刺激でも、ほとんど何も感じない方もいれば、強く感じる方もいます。

だから、誰に対しても「全く痛くありません」と約束することはできません。

それでも、鍼のことを少し知っていただくだけで、不安が和らぐこともあると思います。

採血の針とは、ずいぶん違います

鍼と聞くと、病院で採血をするときの針を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

当院で主に使用している鍼は、直径0.2mm。採血の針と比べると、ずっと細いものです。

また、採血用の針は血液を通すために内部が空洞になっていますが、鍼灸で使う鍼にはそのような空洞がありません。

さらに当院では、「鍼管(しんかん)」という細い管を使って鍼を打っています。

鍼を安定させ、皮膚に入る瞬間の痛みをできるだけ少なくするための工夫です。

「チクッ」と「ズーン」は違います

鍼を打った瞬間にチクッとする鋭い痛みと、鍼を打ったあとにズーンと感じる重い感覚は、分けて考えています。

前者のような鋭い痛みは、施術の効果を狙って起こすものではありません。むしろ、痛みによって身体が緊張してしまうこともあります。

一方、ズーンとした重い感覚は、鍼の「響き」と呼ばれるものです。

私は患者さんに、

「これは鍼の響きといって、施術の中で意図的に起こすこともある感覚です。つらくなければこのまま続けますが、嫌な感じがしたらすぐに教えてください」

と説明しています。

もちろん、響きがなくても施術は成り立ちますし、響きが強ければ強いほど効果が高いというわけでもありません。

大切なのは、患者さんがその刺激をどう感じているかです。

初めての方には、穏やかな刺激から

鍼の刺激は、鍼を打つ深さや刺激の加え方によって変わります。

当院では、初めて鍼を受ける方には、基本的に刺激を控えめにして施術を始めています。

それは、その方が鍼にどのような反応を示すか、まだ分からないからです。

長年施術をしていても、初めてお会いする患者さんの身体については、分からないことがたくさんあります。

私は、その「分からない」ということを大切にしています。

だからこそ、まずは穏やかな刺激から始めて、身体の反応を確かめていきます。

効果を求めることも大切ですが、それ以上に、まず安全であることを優先したいと考えています。

鍼を打った状態でしばらく休んでいただくこともあれば、打ってすぐに抜く方法もあります。

その方の身体の状態や刺激への反応を確かめながら、施術方法を選んでいます。

また、施術の前には必ず、

「痛かったらすぐに教えてください」

とお伝えしています。

実際に鋭い痛みを感じられた場合には、すぐに鍼を抜き、その刺激をやめます。

鍼の痛みを我慢していただく必要はありません。

衛生面についても大切にしています

当院では、すべて滅菌済みのディスポーザブル(使い捨て)鍼を使用しています。一度使用した鍼を再利用することはありません。

また、施術時の皮膚の消毒など、基本的な衛生管理も行い、感染のリスクをできる限り低く抑えるよう努めています。

「もっと早く来ればよかった」

ひと口に鍼灸といっても、施術方法はさまざまです。

太い鍼を使う方法もあれば、強い刺激を加える方法もあります。反対に、ごく穏やかな刺激で行う方法もあります。

初めて来院される方は、それぞれに鍼灸のイメージを持っておられます。

なかには、鍼が怖くて、ずっと施術をためらっていたという方も。

そんな患者さんから、施術を終えたあとに言われることがあります。

「こんなことなら、もっと早く来ればよかった」

私としては、

「そんなことなら、もっと早く来てほしかったです(笑)」

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